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よくある質問Q&A

01/

​ケージ飼育と係留飼育はどっちがいいの?

飼育方法で最も肝心なのは、飼い主が選択した飼育スタイルでフクロウが幸せに暮らしていけるかということです。

但し、フクロウに対する知識が浅ければ何が幸せなのかの判断がつきませんから、フクロウという生き物の生態と選択した飼育方法に関する正しい知識を得ることだと思います。

ケージ飼育と係留飼育それぞれにメリット、デメリットはあると思いますが、から、それをしっかり理解できるようアドバイスを受け、その上で自分がどうするかを選択すれば良いと思います。

02/

なぜうっぐらはケージ飼育を推奨しているの?

最愛のフクロウの脚を拘束したくないからです。

アンクレット(足革)が気になって一生懸命外したいと嘴で引っ張っていたり、ジェスやリーシュ(係留する紐状のもの)が絡まって身動きが取れなくなっていたり、何より飛び立とうとしてリーシュが突っ張って床に落とされる光景を見たくないのです。

人と共生しなければならないフクロウにできるだけ安心できるスペースを提供してあげたい。

ケージの中にいれば上下左右と後ろは壁ですから正面だけ警戒していれば安心していられるはずです。一方係留は視界が開けるので四方八方を警戒しなければならないので落ち着き辛いですし、だからと言って遮蔽物を近くに置けば、暴れた時に羽をぶつけて痛めてしまったりする可能性があります。

​「狭いながらも脚の不自由は無く安心できる場所」を与えたい。そして、毎日ケージから出して適度な運動(飛行)をさせてあげられる環境が一番良いと思うからです。

03/

​ケージ飼育は「羽や脚を痛める」と聞きますが、本当のところは?

しっかりとケージ飼育の知識があれば、まず痛めることはありません。

当店にいるフクロウたちは24時間365日、店内放鳥時以外はケージの中で過ごしていますが、どの子の羽も脚も綺麗です。初めてご来店されたお客様はみなさん「ここのフクロウは綺麗ですね!」と仰ってくださいます。

​但し、何の知識もなく、ケージ飼育をしていると羽や脚を痛めるということは有り得ると思います。

04/

​サプリメントってどうなのでしょう?

サプリメントの使用には賛否両論あるように感じます。

実際に来店されたお客様との話で「サプリメントを使用しない」という方は、サプリには頼らずに自然の食餌から必要なすべての栄養を摂らせたいという意見が多いです。それはそれで良いと思います。

ですが、当店はサプリメントの使用を推奨しています。

野生下では様々な生き物を捕食しますので、それぞれの生き物に特有の栄養もあるでしょうから、様々な栄養を摂取できます。もちろん理想の栄養が摂取できるとは限らず偏りが出る場合もあるでしょう。その場合はいずれ体調や体力に影響を及ぼし淘汰されていくことになるのだと思います。

一方、飼育下ではどうでしょうか。大概はショップで扱っている冷凍餌だけを与えているという方が多いでしょう。

ということは、数種類の決まった食餌しか摂取しないのですから、決まった栄養しか摂れないことになると思います。

お迎えする個体は皆若い個体でしょうから、当面の生命維持をしていく栄養はこれで十分なのかもしれません。

けれど、当店はずっと先を見ています。お迎えいただいたフクロウが生涯健康で寿命を全うできるように。

そのためには、健康な体を作っていく必要があり、それは若い時からしっかりと適切な栄養の摂取と運動が不可欠だと思うのです。サプリメントはそのためのメーカーが研究開発したアイテムですから、それを人間の拘りで排除してしまうのは勿体ない。と考え、サプリメントの使用を推奨しているのです。

​但し、「薬ではない」あくまでも「補助食品である」ということを忘れてはいけないと思います。

05/

「爪嘴ケア」って何ですか?

フクロウは爪や嘴が伸びてきますので、伸びた爪や嘴を適切な長さにカットして整えることです。

世間では「メンテナンス」などと言いますが、なんか機械っぽくて嫌なので、あえて「爪嘴ケア」と言っています。

犬や猫の飼い主さんは、トリミングや爪切りなどを「メンテナンス」なんて言わないですし、そう言うとあまり良い感じを受けないように思います。それと同じです。フクロウを大切に扱う気持ちの現れであり、些細なこだわりです。

05/

「爪嘴ケア」って死亡リスクがあるの?

爪と嘴を切るだけです。

ある訳ないです。

但し、フクロウの移動に対する飼い主の知識がない場合や、施術する側に技術、知識が無い場合はそういったリスクは出てくるのかもしれません。

06/

フクロウのご飯(餌)は1日に何グラム与えれば良いですか?

「(人間の)○才の子供には1日何gの食事を与えれば良いですか?」

それはわからないですよね。運動を沢山する子としない子、男性と女性、健康な時と体調が悪い時、季節、もともとの個体差。それ以外にも食事量に違いが生じる理由は様々あることはよく考えればわかるはずです。

なのにこの質問は非常に多いです。

もちろん目安をお知らせすることはできますが、怖いのは「何グラム与えれば良い」「体重の何%与えれば良い」と聞いたからと決め付けてしまうことです。

​だから当店では同じ種類でも個体により食餌量が変化する理由、そして、その子のその時の適切な食餌量を飼い主さんがきちんと考えられるようお話ししています。

07/

​フクロウを複数飼育したいと考えているのですがどうでしょう?

当店では必ず「止めときなさい」と言います。(繁殖を考えている人を除く)

理由は簡単です。

2羽になっただけで注げる愛情が50%になるからです。

フクロウ同士の相性が良ければまだしも、相性が悪ければ、交代に放鳥させたり手間も時間もかかりますし、はじめ相性が良いからと言って、それがずっと続くとは限りません。身体能力に差があれば、殺傷事件になる事も。

「この子だ!」と決めてお迎えした子に生涯100%の愛情をかけてあげて欲しい。そう思っているから「やめときな!」と言うのです。

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